歪すぎる大型二種免許の年齢比

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ＮＨＫスペシャル「そしてバスは暴走した」の中で大型二種免許の取得年齢比率が出ていました。
40代以下がやたら少ないのに目を疑いました。
こんなグラフがあり得るのかと半ば本気で思ったので実際に作成してみました。

警察庁の運転免許統計のデータを使います。
運転免許統計（警察庁）
以下の表は平成27年度版の「イ　年齢別、種類別運転免許保有者数」の年齢別大型第二種免許保有者数のデータです。

２０歳～２４歳	1,712
２５歳～２９歳	7,684
３０歳～３４歳	18,293
３５歳～３９歳	36,842
４０歳～４４歳	68,697
４５歳～４９歳	86,130
５０歳～５４歳	102,414
５５歳～５９歳	100,293
６０歳～６４歳	111,792
６５歳～６９歳	137,834
７０歳～７４歳	108,046
７５歳～７９歳	85,366
８０歳～８４歳	74,539
８５歳以上	24,741
計	964,383

上記表を20～39歳、40～59歳、60歳以上にまとめたものが以下の表です。

20～39歳	64,531
40～59歳	357,534
60歳～	542,318
計	964383

これをグラフにすると以下のようになります。

細かいパーセンテージは覚えていませんが、大体こんな感じだったと思います。
40歳未満が7％しかおらず、40代以上が93%を占めるとは驚きですね。
まあ70以上で運転している人はほぼいないでしょうから実際はここまで偏ってはいないとは思います。
それでも若い人の少なさは際立ちますね。
まあ大型二種取るのめんどいし、勤務もキツそうじゃやる人が少なくて当然でしょうが。
下記サイトの第2回資料3バス運転者を巡る現状についてによれば給料も全職種の平均を下回ってる状態ですからなおさらです。
www.mlit.go.jp